(Jazz) The Quincy Jones – Sammy Nestico Orchestra / Ya Gotta Try … Harder!

今回紹介するのは、カウント・ベーシーのではなく、クインシー・ジョーンズ&サミー・ネスティコの『Ya Gotta Try … Harder!』
カウントベイシーのトリュビュートアルバム「Basie & Beyond」の1曲目に収録されている。

 

オリジナルはカウント・ベイシーの『Ya Gotta Try』
『Ya Gotta Try』と言えば、ビッグバンドのスタンダードだ。ミディアム・アップ・テンポのスウィングでカウント・ベイシーのビッグバンド用に作られたらしいが、当初のレコーディングは何故かお蔵入りとなったといういきさつがある。

ウィリアム・“カウント”・ベイシー(William “Count” Basie、1904年8月21日 – 1984年4月26日)は、アメリカのジャズピアノ奏者、バンドリーダー。グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントン等と共にスウィングジャズ、ビッグバンドの代表奏者に挙げられる。

 

この曲が収録されている「Basie & Beyond」は、2000年にリリースされたイメージ付きのオーディオCDと2012年にリリースされたイメージなしがある。実は2000年発売が欲しかったんだけど、なかなか見つからず、2012年リリース米版を買ってしまった。2000年発売新品を今でもオークションで探しているんだが、、、。

クインシー・ディライト・ジョーンズ二世(Quincy Delight Jones II、1933年3月14日 – )は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家。1950年代から第一線で活躍を続け、グラミー賞をはじめとする音楽賞を多数受賞している。ブラックミュージック界のみならず、アメリカのポピュラー音楽界における著名人の一人である。また、米FOXテレビの人気コメディ番組MADtvの製作総指揮も担当している。

サミュエル・ルイス・ネスティコ(英語:Samuel “Sammy” Lewis Nestico、1924年2月6日 – )は、アメリカの作曲家、アレンジャー。ビッグバンド向けの曲を600曲以上手がけている。

『Ya Gotta Try … Harder!』は、イントロが付いたりサックスソロがあったりして、これを聞くと、元の『Ya Gotta Try』とは違う物と感じてしまう。
揺れるタイトなアンサンブルのアレンジメントを聞くとトラックの半分はカウント・ベイシーとは違う物になっている。ビッグバンド用の『Ya Gotta Try』がイントロやサックスソロの追加などクインシーアレンジでスタジオセッションのようになっている。そのためか、ミュージシャンやソリストはファーストクラスなのだが、全体的なトーンは非常にシャープ。とは言っても否定しているわけでなく、例えば「どちらが好きか」と聞かれたら、即答で「どちらも好き」と答えるであろう。

 

もしゃ@大分オフィス

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